[DMM FX A8]
為替取引の業界では、
例年夏場の円高が話題になります。
特に今年は、アメリカ大統領選の控える年でありながら、
米中間での戦争勃発リスクや、
新型コロナウィルスの感染蔓延による
欧米を中心とした先進国での経済大幅ダウン、
などが例年と異なります。

秋に大統領選を控えるトランプ大統領
アメリカ大統領選の年は、為替があまり動かないと言われています。
しかし、2020年は、
春のコロナパンデミックからいろんなことが起きて、
為替相場に大きな変動が…。
こういう大きな変動時が大きなチャンスなんですよ。
素人に毛が生えた程度ですが、
ここ数年の出来事から学んだだけですが(笑)。
[JFX afb]
●2020年7月31日金曜日夕方以降のドル急上昇は続くのか?
2020年7月は大幅なユーロ高とドル安に

2020/7/31ユーロドル日足
ユーロはEU圏復興基金の創設が決まってからは、
押し目(一時的な調整下げ)無く、
一直線に上昇!
ユーロドルが1.14から1.19まで上昇。
500ピプス上昇ですね(円でいえば5円上昇)。
専門家にいわせれば、年内にも1.2までいくと。
一方の米ドルは、
米中間の関係大幅悪化と、
収束の予兆さえない新型コロナウィルスによる米国内経済悪化によって、
今はリスク資産とみなされ売られまくっています。

2020/7/31ドル円日足
ドル円は107円~106円の値幅帯で落ち着いていましたが、
7月20日以降から、下げに転じ、
7月31日には104.18円まで売られました。
10日間で2円以上下がったという事です。
最後の7/31は予想されてはいましたが、
急激なドル買い戻しで4日分の下げを取り戻しました。
[ライオンFX afb]
2020年8月はどう動くのか?
[外為ジャパン A8]
●まずは環境の基礎知識から
ユーロが急に買われ、ドルが急に売られて、
そして今の時期からは、
世界の為替を動かしている欧米ヘッジファンドトレーダーの方々は、
夏のバカンスに入っていきます。
恐らくは、8月第一週金曜日のアメリカ雇用統計発表後には、
仕事から離れていきます。
それからは「夏枯れ相場」といわれるほどに相場が動かなくなります。
具体的には8/8~23までの約2週間、
プロトレーダーたちが不在となるんです。
もちろんAIはこれまで通り動きますが(笑)
夏枯れ相場時には値動きがしなくなり、
チャート見ていても横棒ばかりでつまらないんです。
しかし、いったん何かが起これば、
一気に一方通行で値動きが激しくなります。
●2020年7月31日金曜日夕方以降のドル急上昇は続くのか?
7/31の16時くらいまではそれまでの流れ通りドルは売られていました。
ドル円で104.18まで下がった後、
アメリカ長期金利(アメリカ10年債)の上昇とともに徐々にキリ上がっていき、
NY時間に入ると、
EU圏内の本年GDP見通しが発表されたりといった、
ユーロ売りによることもドル高の背景となっていました。
ドル円は直近一週間の下げを取り戻し、106.2程度まで回復し、
105.88くらいで週の取引を終えて引けています。
では、8/3からの相場はどうなるんでしょうね…。
8/3東京時間は、7/31NY株式市場の上昇がポイントになるのでは?
東京時間の為替取引は株式相場に連動します。
(今年は、欧米時間になると逆相関になりますが)
株式市場が元気であれば、買いからエントリー。
ただし、短時間で取引を終えた方がいいかと。
なぜか…。
8月の一カ月間を見通すと、
「結果的には円高」は避けられないと思われるからです。
そうなんです。
もはや日本の国力では、
自立的な「円高」は起こらなくなっていると言われています。
7月のドル円は下げましたが、
これはドルが売られての下げであり、
円が積極的に買われたわけではないみたいですね。
それはユーロ円、ポンド円、オージー円、ニュージー円などの、
いわゆるクロス円は上昇していることからも推察できます。
★8/3月曜日23:30、
アメリカ重要経済指標のひとつである製造業PMIが発表されました。
前回よりも、予想よりもいい結果でした。
しかし、直前5時間連続上昇していたドル円は下げに転じましたね。
その後も弱含みでの推移をしています。
ドルを買う意欲が無いと見ていいのではないでしょうか。
これからも経済指標が出てきますが、
発表された後の値動きを見ていった方がいいでしょうね。
●2020年8月は米中関係や日中関係での事件に要注意

2020年夏を揺るがす米中首脳のふたり
今の米中関係は過去最悪の事態になっているみたいですね。
双方の国の総領事館閉鎖、アメリカによる中国企業閉め出しなど。
ここで為替取引者が気にしていなくてはいけないのが、
中国は日本と同程度のアメリカ債権を保有していることですね。
中国の外貨準備高は100兆円以上ともいわれています。
これに対し、
トランプ大統領は、
「中国には利払いなどしない。債権の現金化もさせない」
などと無茶なことを言い出しています。
もちろん、債権を扱っているアメリカFRBは、
真面目にこれまで通り、
相手が中国であっても債権買取をやり続けるはずです。
しかし、中国の考えはどうなんでしょうか。
多額の保有アメリカ債権が紙くずになる?
という考えを持っても不思議ではない、
のでは無いでしょうか。
そういった意味で、
アメリカドルの行方は中国の思惑に振り回される可能性があると考えています。
これに関連する事として、
中国が8/1に声明を出しました。
「8/16に多くの漁船団で尖閣沖に向かう」
と。
尖閣沖とは、日本の領海内のことです。
ここまで事前通告をしてからの中国側行動は、
滅多にないのではないでしょうか。
これに対し、日本側がどういう行動をとるのか注目されるはずです。
ひょっとしたら一触即発の軍事的出来事が勃発する可能性があります。
アメリカは日本支援側に立っていますから、
もし仮に軍事的事件が起きれば、
アメリカ軍の参入だって十分あり得ます。
こういう懸念があるので、基本私は常にショーターなんです。
何か事件があっての値動きは、
上に行くより下に行く方が圧倒的に多く、値幅も全く違います。
2020年8月アメリカ雇用統計発表を終えるまでは…
アメリカドルはもちろんですが、
急に上がり過ぎた感じのユーロも、
今は買いホールド避けるべき状況ではないでしょうか。
8/7のアメリカ雇用統計発表までは106円丁度を挟んでの動きで、
どっちつかずの動きになるかと。
※私は106.8程度にある日足ボリバンセンターラインが、
一応の戻り高値になるのでは?とみています。

2020/7/31ドル円週足
週足終りが天井に頭の残っている著しい下髭の傘のような形状になっています。
目先、1日、2日は再度の下げにはならないと見ています。
8/3以降には日々、
アメリカの消費・製造関係重要指標が目白押しです。
8/7の雇用統計発表前もあって大きな値動きにはならないかと。
上は、いっても107円がアッパーではないでしょうか。
その後、8/10以降に余裕を持ってのドル円売りエントリーをしようかと考えています。
2円ほどは逆行してもいいくらいの資金余裕が必要かな。
下の決済ポイントは104.2円かと。
マイナススワップポイントが日々計上されていきますから、
106.2円程度でエントリーして、
104.2で決済しても1.5円程度の収益かな。
[DMM 横 afb]
まとめ
気になるのが、オセアニア通貨です。
オージー円、ニュージー円。

20207/31NZ円週足

20207/31NZ円日足
これは、取りあえずの頭打ちだと思います。
日足チャートでも読みとれます。
ですから、
このオセアニア通貨の売りポジションを取ってもいいのですが、
マイナススワップもそれなりに大きいので、
日々決済がいいんでしょうね。
一番気になるのは、ニュージー円なんです。
今年9月にニュージーランドは選挙です。
8月の半ばくらいから、
為替市場に影響が出てくるのでは?
と見ている専門家もいるようです。
そもそも7月のクロス円上昇は、
オセアニア通貨によるところが大きいと見られていた節があります。
7月の大幅な上昇から反転下落するのではないかと見ています。
それは8月、9月に限っての話ですよ。
それ以降は再度上昇に転じる?
★ポンドが気になりますね。
2020年8/6、
イギリスの政策金利が発表され、
その後に責任者のコメントが発表されます。
もちろん気になるのは今後のことですね。
今回の政策金利には変更見通しが無く、
あまり注目されていませんでしたが、
次回等の政策金利が下げらるのではないかという噂話が
浮上しているようです。
こういう噂話をネタに、
短期系のヘッジファンドが売り仕掛けるという可能性は、
十分あり得ることだと思います。
これがホントになされるとすれば、
ボンドドルの急激な売り込みによって、
ドルが買い戻されることもあり得るということです。
実際に、8/4の夜にはそういう動きがありました。
8/5,8/6も同様な動きが出ることを想定しておきたいです。
★英国政策金利発表は事前予想通り。
2020/8/6、15時発表されてチョット上がり、やや強含みの上下動しながら横ばいで推移です。しかし、これでイベント終了。ユーロの重要指標発表も終えています。残りはアメリカ雇用統計ですね。
★ドル円は雇用統計発表まで上昇していくか?
8/5公表のADP雇用統計は上方修正のあった先月分と合算してみればかなり良く、
またトランプ大統領から「金曜日の雇用統計はビックリする数字が出るぞ(いい数字という意味)」という発言が出ました。
個人的見解ですが、
明日の雇用統計発表まではドル円上昇し続けるのではないでしょうか。
本日の日足チャート、4時間足チャート、
アメリカ10年債の金利推移を見ているとそう思うんです。
特に日足チャートでは、
上の方でショートが捕まっているようで、
106.2は越えてくるのではないでしょうか。

2020/8/6 17:00時点の日足チャート
★8/7金曜日の雇用統計発表後、午前零時以降は手じまいかな
8/6,7と日中は下値が切り上がっている印象の値動きだったようです。
やはりショートが溜まっているんだと思います。
いろんなプロの方々がドルは売られる、という情報を流していますから、
ドル売りに傾いていて不思議ではないですよね。
もうそれが8月に入ってずっとです。」
また雇用統計がいい結果での発表になるんだ、
という情報も値動きには織り込まれていない気がします。
4時間足を見ると、8月に入って一目均衡の雲の中で動いています。
105.726辺りに雲の上限があります。
これを抜けてきたら、
106.2辺りまでは欧州時間に上がっていくのではないでしょうか。
今19時ですが、盛り上がりません。金利低迷ながら、現状キープで、既に折り込み済み?
雇用統計いい結果公表で、すぐに落ちる可能性を感じます。
そして、雇用統計の発表。
それからはアメリカ10年債の利回り推移を見ながら判断かな。
いい雇用統計発表でいったん手じまいか、という判断も早計かと。
かなり溜まっているドルショートの、
ストップを狙っての更なる上昇も十分考えられるからです。
いわゆるショートカバーですね。
だから、発表後は長期債金利を眺めながらトレードした方がいいのでは。
私はロングもショートも抱えていますので、
雇用統計発表後にどこかでロングを決済し、
午前零時過ぎのどこかでショートを上積みするつもりです。
あそして来週からは閑散相場ですね。
特に欧米時間はそうなると思いますよ。
私はショートポジションを持ったまま過ごします。
今年の夏も何かがが起きそうな気がするので。
特に8/15、16には何か起きそうです。
8/17が月曜日ですから、相場に影響が現れるのはその頃なんでしょうか。
では。
予測通りに動いて欲しいな…(笑)
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★8/10~の見通しと日々書き増しの記事です。
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★初心者向けに書いた記事です。
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