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中高年の独身男性には、孤独死というリスクを抱えていることを、楽観視しされている方が多いように思えます。
こちらの二つの記事をのちほどお読みください。
『私自身を含む中高年引きこもり男410万人の将来は犯罪者か孤独死か』
『中高年引きこもり孤独死。凄惨な現場の遺品整理や特殊清掃は絆へ依頼』
ヒトでは無いモノ…ちょっとドキドキですね。
1.はじめに
最近は、新型コロナウィルスによる肺炎疑いの患者さまが、
救急車で搬送されてきます。
全部、ただの肺炎だったり風邪だったりで済んでいますが…。
救急車に最初に対応するのが夜間警備員なんです。
病院への搬入は、夜間通用口を利用することが多く、
その際にはナースさんではなく、我々警備員。
今のご時世ですから、
ひと言だけでも、
「肺炎疑いの患者さまが搬送されてきます」、
とか事前に連絡して欲しいんですが…。
ここは九州南部の過疎化が進む地方都市です。
周辺は灯りの点らない家屋が増えています。
立派な建物も多いです。
幹線道路沿いに、
ずっと真っ暗な建物が並んでいる風景には慣れましたね。
最初は異様でしたよ。
誰も住まなくなった建物。
家主は、生きていれば、病院や施設へ。
さて、今回は、
『ヒトではないモノが巡回している…』
という本題です。
最初はホッコリ話のつもりだったんですが、調べていくと…。
2.今日の本題『ヒトではないモノが巡回している…』
私たち、病院夜間警備員のメイン業務である、
夜間の巡回は、
だいたい1万歩/日程度の運動を要します。
自分のペースで、ゆっくり、休みながらでいいんです。
病院の中の各フロアを巡回してまわる他に、
病院の外、駐車場を見に行ったりもします。
もちろん病院敷地の周辺も。
地方ののどかなところに建っている病院ですから、
小動物の姿を目撃することが度々あります。
イタチ、タヌキなどは秋によく見かけますね。
一度、病院の中にイタチが数匹入ってきたことが、あり、
捕獲するまで1週間を要しました。
私たち夜間警備の仕事ではなかったので助かりました。
病院の総務部男性社員数名が四苦八苦していました(笑)。
夜間警備員の巡回目的の一番にあげられるのは、
不審者侵入の有無と火災防止です。
私がここに着任して1年半になりますが、
有難いことに、まだそういう経験はしていません。
ただ、不審者ではありませんが、
不審な影を目撃したことはありますよ(笑)。
さて、私が病院の外回りを巡回している時に、よく出くわすのが、
白地に黒模様の猫ちゃんです。
彼(彼女?)も、よく同じコースを廻っているんです。
それも、ヒト気の無くなった真夜中に。
もちろん雨の日には逢いませんが。
1メートルぐらいまでは警戒されることなく近寄れますが、
その先に踏み出すとダッシュで逃げられます。
10メートルくらいの距離をとると、じっとこちらを見ます。
それがわかってからは、
せいぜい3メートルくらいの距離をとって私は見ています。
外の巡回以外で、夜間出入り口横の警備室でモニター監視している時に、
猫ちゃんの姿を見ることも度々です。
こちらに気づいているわけでは無いので、
ほんと無警戒にトコトコ歩いていきます。
カメラはいくつもあるので、いろんなカメラが彼の姿を捕えます。
あるとき、ふと気付いたことがあります。
ときどき、私たち警備員がいる警備室隣接の夜間出入り口から5mくらいの距離に、
行儀よく、出入り口に向かって座り、
ガラスドアの方を向いている時があるんです。
出入り口上部に備えられたカメラは、
彼の姿を正面からとらえています。
私は、お、猫ちゃんか、とモニターを見つめ続けるんですが…。
時間にして5分ぐらいは、
じっと同じ姿勢で出入り口を見つめているんですよ、彼は。
何やってんだろうな、と不思議がっていたんですが、
最近になって、もっと不思議なことに気がついたんです。
この総合病院では、ほぼ2~3日に1人の頻度で、
お亡くなりになる方がいらっしゃいます。
だいたいがかなりご年配の方ばかりです。
終末医療、っていうんでしょうか、
この病院はそういう医療行為にも特化しているようです。
猫ちゃんが真夜中に病院周辺を巡回して、
夜間出入り口を見つめている時って、
必ずお亡くなりになる方がいらっしゃるんですよ。
最初は、そんなことないだろ、気のせい、だと思っていました。
しかし、猫ちゃんを目撃した日の業務日誌を見ると…!
お亡くなりになる方が出た時に、
猫ちゃんがいつもいるわけでないけど、
猫ちゃんが夜間出入り口を見つめている時は、
必ずお亡くなりになる方がいらっしゃいます。
何を思っているんでしょうかね、彼は。
何か見えているんでしょうか。
一度、彼とじっくりお話してみたいですね(笑)。
※画像は全てイメージとして、yahoo画像より引用掲載しています。
3.おわり
不思議な話ですよね。
確かに、この猫ちゃん賢そうな顔立ちしているんですよ。
夜間通用口の真正面に向かって、
きちんと座っている姿はりりしさを感じます。
こんど写真のチャンスがあったら、撮ってみましょうかね。
前回の記事
本題は、『不注意だった!目の前の世界は…』
ちょっと怖い体験談です。
幽霊話ではありませんよ。
ヒントは新聞配達?精神科?
両方に共通するのは…わかるわけないか(笑)。
『孤独死予備軍55歳独身オヤジの非正規夜間警備員、病院巡回日誌5』
次の記事の予定内容は、
私たちが夜間の電話対応している時のミス?についてです。
次の記事
本題は、「ここには、誰かが居る…」
早朝未明の、暗く静かな病院内で、○○が居たら…誰でも驚くと思います。
そういう私の警備中の経験です。
そして、先々の自分のことを心配してしまいます。
『引きこもり予備軍55歳独身オヤジ非正規夜間警備員、病院巡回日誌7』
まとめました!
『…病院巡回日誌シリーズ』記事1~8までの紹介と各記事への入口記事になります。
『夜間警備員のお仕事-夜の病院巡回は不思議で驚きの事件がたくさん!』
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