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新型コロナウィルス肺炎問題で、
日本国内だけでなく世界中が重苦しい雰囲気になっています。
しかし、そんな沈滞ムードの日本に、中国から嬉しいメッセージが。
厳しさを知っているからこそ、送ってくれたエールですね。
ジャックマーさん、素敵な漢詩を添えて日本に救援物資の返礼!

ジャックマーさん、日本へ支援物資としてマスク100万枚を。
中国の電子商取引最大手アリババグループの創始者であるジャック・マー(馬雲)氏が、2020/3/1、日本向けに100万枚のマスクを送ると発表し、
2020/3/3に日本に届けられました。
届け先は日本の医療現場のようですね。
資金は、ジャックマー氏が設立した、
「ジャックマー公益基金」と、
「アリババ公益基金会」から拠出されるとの報道。
マー氏は、つい1か月前に日本から防護服などの支援物資が送られたことに触れ、
「かつて全力で助けてくれた友が、我々と同じ困難に直面している。我々は何をすべきかを知っている」と理由を述べています。
2020/4/15現在、
世界中で、新型コロナ肺炎によって亡くなられている方が10万人を越えています。
そんな中で死亡者数が圧倒的に少ないモンゴルや日本に注目が集まっています。
ジャックマー氏のメッセージには、この漢詩「青山一道 同担風雨」が添付
メッセージの後半には、
困難をともに背負いましょうという意味の、
「青山一道 同担風雨」という漢詩が添えられていました。
これは、以前話題になっていた、
「山川異域 風月同天」という日本から送ったメッセージへの応答、
と、いった感じです。
マー氏はメッセージの最後にこう述べています。
今回の困難は我々の想像より厳しいのかもしれません。けれども多くのことを教えてくれました。何を諦め、何を尊び、何を永遠に記憶にとどめるかということを、です。青山一道、同担風雨。全てが良くなることを信じましょう。
なぜ、今、ジャックマー氏は日本にマスクを送ったのか(詳細理由)

ジャックマー氏寄贈のマスク100万枚
●新型コロナウィルスが武漢で発生し大問題になったとき…
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウィルスが爆発的に蔓延した1月下旬、
ジャックマー氏は、
交流のあったニ階俊博自民党幹事長に医療物資の調達を相談。
その結果、日本から中国に125,000着の防護服が届けられました。
そのお返しとして、
いま日本で同ウィルス感染が増え、
予防用のマスクが不足している日本の現状を心配しての行動が、
今回のマスク100万枚寄付なんです。
●ジャックマー氏の手紙(全文)

ジャックマー氏からの感謝の手紙
今回のマスク100万枚寄付にあたって、
マー氏はニ階国会議員と日本国民に感謝の手紙を届けています。
その手紙が公表されました。
ニ階俊博さま
これまでの1ヶ月にわたる新型コロナウィルスとの戦いを経て、中国にいる私たちはようやく最も困難な時期を乗り越えることができました。
感染が拡大し、中国の医療物資不足の危機が差し迫っていたとき、ニ階さんに「中国のために、必要な医療物資を日本で探していただけないか」とお尋ねしたところ、「親戚が病気になっているなら、手を差し伸べるのは当たり前です。国の力を結集して中国を助けましょう」というお返事を頂いたことを、はっきり覚えています。
その後、ニ階さん自ら各方面にお声がけされ、約12.5万着の防護服を新型コロナウィルス対応の最前線で昼夜なく戦う中国の医療関係者に提供くださいました。
日本からの数え切れない、心からの支援に中国の皆が感動し、感謝感激しました。
残念なことに、日本も現在厳しい困難に直面しています。今度はその困難をよく知る私たちが、友として、日本の皆さまを何とか助けたいと強く願っています。
そこで先日、私たちは100万枚のマスクを緊急調達し、二階さんに託すことにしました。ぜひ医療物資を必要としている日本の医療機関などにお渡し下さい。日本が1日も早く新型コロナウィルスとの戦いに打ち勝てるよう、心よりお祈り申し上げます。
今回のマスクは、アリババ公益基金とジャック・マー公益基金会が共同でかき集めたものです。しかし、アリババだけの気持ちではなく、多くの中国の人々の気持ちでもあります。私たちはこれまで日本の皆さまからいただいたご支援に心から感謝し、胸に刻んで、その恩に報いたいと思います。
現在、私たちは同じ困難に立ち向かっています。これからも相互に助け合い、共に困難を乗り越えられると信じています。
日本の平穏、中国の平穏を祈り、改めて感謝の気持ちをお伝えします。
日本の皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。
ジャック・マー(馬雲)

ジャックマー氏からの手紙原文
日本人の反応は?Twitter上では…
けっこう様々な反応ですよ。
ま、皆さんいろいろ思うことがあるみたいですね。
Twitter上のいろんなコメントを拾ってきました。
「山川異域 風月同天」と支援物資を送る日本、「青山一道 同担風雨」で返す中国、ともにロックだと思う
中国では既にこの騒ぎは収束に向かっており、日本がその災禍の中心になっているように見えるのか…。
送り合ってどうすんのよ。美しき世界ではあるけどもっと実用的に自分とこで使おうよ
えっ、もう中国ではマスク足りてるの?
マスクがないのは無駄に買い占める人がいるからじゃないの?WHOは感染予防には効果が無いって言ってるんで、マスクしないでいい人までマスクしてるんだと思う。自分さえよければいいと買い占めたり、それで商売したり。
ニ階さんをはじめ親中派の皆様や日本企業、各地方自治体の長年にわたる中国支援の成果ですかね。
朝鮮半島には海外から一枚もマスク送られないようだ。世界は国際法を守らない無法国家には非情だね。
気持ちはありがたいけど、自国のために使ってくれ。
でも、影響力のある人間がこうゆうことやるといいなマジで。
日本は今、海外からそんな風に見られているんだと再認識。
まず武漢をどうにかしてくれ。
日本援助はその次で良い。
あんたの国の方がやばいぞ。
美談でもないんだよマヌケ。
中国の報道では日本を中国以上に深刻な感染地と扱いだしていて、
逆に年レベルで日本経由入国者を隔離にかかっている。
信じ難いだろうけど、WHOまで動員して日本に感染源を転嫁するつもり。これが収束したらニ階が「協力のお礼に訪中」するんだぜ。世界にどう映るか。
一番困ってる時に即座に手を差し伸べる。
これが大きいのでは。
「青山一道 同担風雨」の漢詩の意味
青山一道
同担風雨
読み方(訓読み):せいざんいちどうナレバ、おなジクふううヲになウ
意味:青山が同じであれば、同じく風雨を担いましょう
要は、「(雨、風などの)困難を一緒に背負いましょう」という意味ですね。
京都府舞鶴市も送っていた漢詩「青山一道同雲雨 明月何曾是両郷」

京都府舞鶴市が中国大連に送ったに救援物資
中国全体で新型コロナウィルスが蔓延し始めた時に、
京都府舞鶴市は、救援物資を送っていました。
その際に、こういう漢詩を添えていたんです。
今回のジャックマー氏の素敵な漢詩「青山一道 同担風雨」は、
これを意識したものと言われていますね。
青山一道同雲雨
明月何曾是両郷
直訳:青い山や雨雲は共に同じ様に見えているし、月が二つ見えているわけではない。
意味:風も雨も乗り越えてきた親友が、遠く離れたところに住んでいても、同じ空で同じ月を眺めている。
要は、「場所は離れていても心は一つ」ということですね。
この詩は、唐の詩人王昌齢の『送柴侍御』という詩集におさめられている中の一節です。
素敵な漢詩ですよね。
まとめ
ジャックマーさんの行動が素晴らしいですね。
そして、添付されたメッセージに言葉通りの心を感じます。
参考記事
『山川異域 風月同天-素敵な漢詩に中国が感動!意味、読み方、由来は?』
『一衣帯水、守望相助-中国外務省の華春瑩報道局長から日本へ共同加油!』
おまけ(新型コロナウィルス対策)
新型コロナウィルスの感染が止まりません。
2020/3/11、ついにWHOがパンデミックを宣言しました。
確たる治療薬もなく、
現状では個々人の免疫力に頼らざるを得ないのが実情です。
私は55歳という、危険世代に入るかな、という年齢です。
しかし、私はこのサプリメントに出会って、
免疫力には多少自身を持っています。
新型コロナウィルス肺炎予防には、確たる治療薬がない現状において、自己の免疫力を上げるしか手立てが無いようです。
免疫力を上げて肺炎にならないようにしましょう。
『武漢新型ウィルス肺炎予防に必要な免疫力を高める為の私の手段とは?』
私たちは、もっと危機感を持った方がいいのではないでしょうか。
東京オリンピック開催もどうなるのか、予断を許さない情勢になりつつあります。
韓国映画で、ウィルス感染の怖さをリアルに描いた作品があります。
『コロナがパンデミック!ウィルス感染平気な奴、韓国映画FULを見よ』
いよいよオリンピックの開催にも黄信号がともってきました。
現状を予言されていた方が複数いらっしゃるんですよね。
あの名作映画でも凄い予言映画になっているって、噂になっていますよね。
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補足(ジャックマー氏ってどんな人?)
ジャックマー(馬雲)氏は、1964年中国浙江省生まれで、2020年現在55歳です。
1999年に「アリババグループ」を創業。
ECサイト「アリババドットコム」、決済サービス「アリペイ」などインターネットを通じた小売サービスや金融サービスを展開してきました。
2019年9月に会長職を退任し、
すべての事業経営の第一線から身を退いた時には、
アリババグループの時価総額は世界7位にまで上がっていました。
マー氏は中学、高校での成績はあまりよくなかったが、英語だけは得意だったようです。
大学受験に2度失敗し、
就職の際にも、30社以上の会社に応募して、
全て不採用になるほどの苦労も経験されています。
そんなマー氏はいくつかの含蓄ある名言を残しています。
1.「この世界には満足できないこと、変えられないことがある。しかし、自らを変えることこそが、未来を変えることになる」
アリババグループは2011年の東日本大震災の際に、日本に4500万円の義捐金を拠出。
社内では、この多額の寄付行為に対して批判があったようです。
「なぜ、こんな多額の寄付を、よりによって他の国に行うのか」
それに対し、マー氏はこう語りました。
「自分が寄付をしないからという理由で、人に寄付をするなというのは間違っている」
「寄付で被災地がすぐに復興する事はなくても、寄付をしたお金は確実に小さな変化につながり、そこから世界は変わっていく」
そして、批判している者を含めての全社員にこう言いました。
「この世界には満足できないこと、変えられないことがある。しかし、自らを変えることこそが、未来を変えることになる」
2.「自分を疑ってもいい。しかし、信念を疑うな」
マー氏は「世界中から、やりにくいビジネスをなくす」
という信念でアリババを創業したといいます。
この信念を疑うことなく、
(自分の)ビジネスのやり方は正しいのか、
戦略はまちがっていないか、
と常に自分に問いただしてきた。
と話しています。
3.「人々からの信用で得たお金は社会のために使うべきだ」
マー氏は、2019年、フォーブスが発表した世界長者番付で21位にランクイン。
総資産は370億ドルに達していました。
アリババグループは、世界トップクラスの時価総額を誇る企業に成長しましたが、
マー氏は、その利益は人々や社会から与えられた「信用」だと考えていらっしゃいます。
4.「物事を完成させることは男性の特異分野だが、より上手に処理するのは女性だろう。ただし、一番いい形で完成させたいなら、男女が一緒にやるべきだ」
2019年8月に、中国杭州市で開いた女性企業家大会で語った言葉です。
マー氏はこうも言っています。
「女性は他人の感情を読み取り、活発にコミュニケーションを取るため、ユーザー体験の観察が深い」
女性起業大会では、日本に何度も出張した経験についても触れています。
「会議室に入ると、そこにいるのは銀髪の男性幹部ばかりだった」
「日本も、もっと女性や若手が活躍していくべきだ」
5.「もし本を出すとしたら『アリババ1001個のミス』を書きたい。人生で最も重宝しているのが、失敗だから」
マー氏は「30歳までは落ちこぼれでした」と語っています。
大学受験や就職の失敗のほか、
1991年に翻訳会社を、
1995年にWebサイトの構築会社を起業するも経営状況は良くなかったようです。
現在では世界的企業に成長したアリババグループも、創立してからの数年間は、収益モデルに苦心し、決して順風満帆にはいかなかったようです。
「失敗」という経験の大切さを一番強調されています。