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開幕しました!
ラグビーワールドカップ2019。
そして日本代表の最初の試合。
対ロシア戦、ほぼ理想的な勝利。
30対10でボーナスポイント付けて、
勝点5を獲得!
次は、世界ランク1位のアイルランド。
劣勢予想の日本代表を応援しましょう!
9/28土曜日ですよ。
今回は、ラグビー競技のメインプレーといっても過言ではない「タックル」についての解説です。
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ラグビーにおける『タックル』とは?
『タックル』はボールを持った選手をつかまえ、ボールを奪う、ボールを地面にふれさせる(ボールが地面に触れたら手放さなければいけないルール)、または地面に倒して相手の前進を阻むプレーです。
●『タックル』の目的
『タックル』には、相手の攻撃を止めるだけでなく、ボールを奪うチャンスを作るという目的があります。
●『ナイスタックル』とは?
テレビ観戦していると、解説者が「ナイスタックル!」と叫ぶシーンが何度か出てきます。
どういうシーンで、「ナイスタックル」と言われるのでしょうか。
チームメンバーに勇気を与え、ゲーム局面の流れを変えるようなタックルが「ナイスタックル」と呼ばれます。
・『ナイスタックル』の条件
- 相手の前進を止める
- パスを阻む
- 守りから攻めへとチェンジさせる
これが揃ったうえで、観ている者たちを「感動させる」タックルの時に、『ナイスタックル』と呼ばれているようですね。
ラグビー日本代表の試合を観ていると、『魂のタックル』という表現も時折耳にしますね。
これは相手チームの巨漢選手を正面からタックルして突進を止めた時などに使われている気がします。確かに、勇気がいりますからね。正面から突進してくる100kg超えの相手選手に正面からぶつかり合うなんてね…。まさしく『魂のタックル』ですよ。
現日本代表メンバーの田中選手なんかまさしく、いつも『魂のタックル』なんだと思います。前回大会、今大会においても最軽量の選手です。田中選手のプレーには勇気を貰えますよね。これだけ小柄でも、気持ち次第で巨漢ラグビー選手を倒すことが出来るんだ、と。
『タックル』のルール
『タックル』は全身でぶつかっていくプレーなので、常に危険がつきまといます。そのため、タックルする選手(タックラー)とタックルされる選手には、厳守するルールがあります。
①『タックル』する選手の義務
タックルする側は、相手選手が倒れたら、すみやかに手を離し、退かなければいけません。
タックルで倒した相手からボールを奪うのは、一度立ち上がってからのことです。
タックル後、相手選手や相手選手が持っているボールから手を離さず、抱え込む行為は反則とみなされます。この行為は『ノットロールアウェイ』とよばれます。
②『タックル』される選手の義務
相手にタックルされて倒されたら、ただちにボールを手放さなければいけません。倒されたら即、ボールを味方にパス、地面に置く、転がすなどが含まれます。
タックルされて倒れ込んだ後も、ボールを抱え込んで離さない行為は反則になります。
この行為を『ノットリリースザボール』といい、相手側にペナルティキックを与えることになります。
『ノットリリースザボール』はよく生じる反則です。わざと相手にさせるという高度な戦術がとられることもあります。
特に密集したモールのかたちになった時など、そういう高度な「相手にノットリリスザボールをさせる」プレイが出たりします。所持しているボールを手離したいのだけど、周りが圧力をかけて腕を自由にさせないようにするんですね。
③反則となる危険な『タックル』
●首より上へのタックル
首より上へのタックルは『ハイタックル』とよばれ、頭部を直撃する可能性があり、危険行為とみなされます。
意図的ではなくとも、結果的に首より上にタックルしてしまった場合でも、『無謀な接触』とみなされ、イエローカードかレッドカードになります。
最近の国際試合では、レッドカードの判定が多く出されていることから、審判の目はより厳しくなってきていると思われます。
●持ち上げて落とすタックル
相手を地面から持ち上げるようにしてぶつかり、上半身や首、頭から地面に落とすような形になるタックルは、『危険なタックル』とみなされ、ペナルティを受けます。
タックル時は、腕全体を使って相手を抱え込む『バインド』という動作が必要なのですが、バインドしない『ノーバインドタックル』は、相手が吹き飛び、地面にたたきつけられるため非常に危険なプレーになってします
その他
●トライ防止のための『タックル』
ゴールラインめがけてボールを持って走り込んでくる相手選手を見過ごすことはありません。
必ずと言っていいほど後方から追い付こうとするディフェンス選手が走ってきています。
その際のタックルは下の画像の様なかたちになります。
よく見られるシーンですね。
●『タックル』させない技術
タックルがくると分かっている時に、タックラーを遠ざける『ハンドオフ』というプレーがあります。
手で相手を押していいのです。
もちろん首から上のハンドオフは危険なプレーとみなされます。
よくあるのは相手の肩や胸を押して遠ざけるというプレーです。
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まとめ
いかがでしたか?
今回はタックルについて解説しました。
ラグビー競技で最も目にするプレーで、かつ、ラグビーを象徴するプレートも言える『タックル』。
観戦している人を感動させるプレーがよく起きるプレーのひとつですが、やはり危険と隣り合わせになるプレーです。
ルールを知らなくても楽しめますが、ルールを知ったうえで観戦すると、より一層ラグビーの面白さを感じることが出来るのではないでしょうか。
前回大会もそうでしたが、日本代表の試合は楽な試合はまずありません。
ということは、日本代表選手による『タックル』の場面が他チームより多いと予想されます。
当然『ナイスタックル』、そして『魂のタックル』が随所で見られる可能性が高いですよ。
そういうタックルが増えてくると、日本代表チームの活躍が期待できますね。
この次の記事がこちらです。
『モール』『ラック』『オフサイド』についての解説記事です。また日本代表メンバー&対ロシア戦のメンバーも発表です。
初めてのラグビーワールドカップ2019初心者企画⑤モールとラック
こちらの記事が前回までの記事です。
もちろんラグビー初心者向け記事です。
初めてのラグビーワールドカップ2019初心者企画①観て楽しいの?
初めてのラグビーワールドカップ2019初心者企画②スクラムって?
初めてのラグビーワールドカップ2019初心者企画③ラインアウト?
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付録:『インビクタス/負けざる者たち』ラグビー映画の傑作
-ウィキぺデイアより
●2019/9/20TV放映されました!
2009年のアメリカ映画です。
監督:クリント・イーストウッド
制作総指揮:モーガン・フリーマン
作った人の名前だけで観たくなります。
でも、ラグビーに関心がある方には、実話に基づくラグビー映画の内容ということで観たくなりますね。
これが、ワールドカップ開催日の9/20に放映されました。
日本代表の最初の試合後に放映でしたね。
また機会があればぜひお勧めです。
●ストーリー
舞台は1994年の南アフリカ共和国。
①【舞台背景】
ネルソン・マンデラは反体制活動家として27年間の投獄を受けていた。
しかし、1990年に釈放され、この年に同国初の黒人大統領となった。
それまで政府の主要ポストを占めていた白人官僚たちは、マンデラが報復的な人事をするのでは、と恐れ、一部の者たちは荷物をまとめ始めていた。
それに対しマンデラは、初登頂の日に職員たちを集めて「辞めるのは自由だが、新しい南アフリカを作るために協力してほしい。貴方たちの協力が必要だ」と呼びかけた。
安堵した職員たちはマンデラのもとで働くことになり、ボディガードチームも予想に反し、黒人と白人の混成チームとなった。
②【ストーリー】
南アフリカ代表のラグビーチーム「スプリングボクス」は当時低迷期にあり、黒人選手もわずか1人であった。
ラグビーはアパルトヘイトの象徴として、多数を占める黒人の国民には非常に不人気スポーツであった。
政府内では「スプリングボクス」のチーム名やユニフォームの変更を求める意見が多数を占め、一時はその方向で決まりかけていた。
しかし、マンデラはこのチームが南アフリカの白人と黒人の和解と団結の象徴になると考え、チーム名とユニフォームの存続を求め周囲を説得し、一方でチームの主将フランソワ・ピナ―ルを茶会に招いて言葉を交わし、励ました。
その後スプリングボクスのメンバーたちは、マンデラの意向で貧困地区の黒人の子供たちにラグビーの指導に赴く。
当初それを不満に感じていたメンバー達も、一連の地道な活動により、国民のあいだでチームの人気が少しずつ高まり、自分たちの存在が国内のみならず世界的に注目されていることを知るに至った。
そしてスプリングボクスは、自国開催の1995年ラグビーワールドカップにおいて予想外の快進撃を見せ、ついに決勝進出を果たす。
今や新生南アフリカの象徴として見られるようになったスプリングボクスは、全南アフリカ国民が見守る中、強豪ニュージーランド代表オールブラックスとの決勝戦に臨む…。
9/20の夜は忙しくなりますね。
日本代表の対ロシア戦、その後の映画『インビクタス/負けざる者たち』。
頑張って楽しみましょう。
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