夜間警備員の病院巡回日誌【特別編】-救急病院は夜間病院じゃない!

2020/4/19、

世界で、新型コロナ肺炎によって死亡した方々が15万人を超えました。

新型コロナウィルス蔓延で、医療現場の崩壊が指摘され始めています。

医療具の不足、感染による医療スタッフの自宅待機続出…。

医師、看護士、病院スタッフ、保健所の検査員、救急隊員、

といった医療現場の方に頑張ってもらわなければいけません。

当然ヒトですから疲れも溜まっていきます。

疲れを十分解消できないうちに、

また出勤、何時間寝れたか…そんな状況下だとミスが怖いです。

新型コロナ対策で奮闘されているのは医療従事者たちです。

彼ら、彼女らに、余計な仕事をさせないように協力しましょう。

でもですね、私は地方の中核病院の夜間警備をしている者として、

皆さんにわかっていただきたい事があるんです。

救急病院と夜間病院は違うんです。

「夜がすているから救急病院で診てもらおう」

という考えは持たないで下さい。

目次

なぜ夕方からの電話が増えているのか?

●24時間救急対応の病院

●3月下旬から夕方に変な電話が入り始めた

夜11時、「今から診てもらえますか?」

「救急病院は夜間病院ではありません。明日日中ではダメでしょうか」

急に体調異変が…どこに相談すれば?

まとめ

なぜ夕方からの電話が増えているのか?

昨日、緊急事態宣言が全国に発出されました。

私の居住県は、まだ全国的には感染者数が低い方です。

※実情は検査希望の断り率ワースト1ではないかという噂も。

財政的には豊かではない為、

飲食業や観光業への補償なんか出来ないから、他県みたいに感染者数が増えての休業要請を発する事をしたくないんだ、

と噂されています。

ま、でも取りあえずは「命」優先ですよね。

●24時間救急対応の病院

私の職場は、24時間救急対応の病院です。

地方の中核病院で、勤務場所は、

夕方受付カウンターと夜間警備室です。

コロナ騒動が起きてからというもの、

入院患者数が一気に減り(300床⇒250床)、

原則面会禁止になっています。

入院患者の8割は65歳以上です。

入院患者の急減はコロナ感染とは無関係ではないようです。

手術の有無とも関係あるようですね。

平日は18時に受付カウンターに入ります。

外来受付は15時に終わっていますので、

ほとんどヒトに対応する事はありません。

支払いや薬をもらいに来る人が僅かに来るだけで、

それら業務も18時には終えます。

「もう終わって職員も帰っております。あす以降にお願いします」

というセリフを何度か口にするだけです。

こういうヒト対応よりは電話対応の方が多いです。

多いと言っても、受付カウンターを閉める21時までに3、4件こなす程度です。

「今日貰った薬の件でききたいんですが…」

「明日は、外科の●●先生、いらっしゃいますか」

「明日、○○科を受診しようと思っているんですが」

「入院している△△の家族の者ですが、電話をまわしてもらえますか」

オールシーズンだいたいこんな問合せですね。

外部からの全ての電話は受付を通るようになっています。

ま、電話交換手みたいですね。

産婦人科、小児科以外はすべてある病院です。

24時間対応の救急外来もあります。

夜間は救急外来がすべての患者さまを対応します。

その救急外来も、

普段は2名。医師も内科系1名、外科系1名、検査技師2名、

という体制みたいです(病院長はいつもいるみたい…)。

●3月下旬から夕方に変な電話が入り始めた

「今から診てもらえますか」

こういう電話が増えてきています。

以前も無かったわけではありません。

「自転車でコケて足が痛いから診てもらえませんか?自転車で行けます」

こういう緊急性があるとは思えない電話は断っています。

もちろんご本人様がどうしても、

という時には救急外来の看護士さんにつなげることになります。

私たちは警備員であり、医療従事者ではありませんから。

でも、だいたい99%は看護士さんに断られているみたいです。

※電話せずに来られる方もいらっしゃいますが、論外の行動です。いきなり来られても担当できる医者がいるという事は滅多にないですし、その前に受付で断られるのがオチです。最低なのが患者さま本人がタクシーで来られること。私も2度ほど対応した経験ありますが、お断りしました。緊急性を感じませんでしたしね。近くの医師会病院を紹介しましたが。このようなことで夜中に看護士さん、医師のお休みを削るわけにはいきません。

この病院から車で20分ほどの所に医師会病院という、

地域で一番の規模で、夜間診療もしている公立の病院があります。

救急外来の看護士さんからは、

そちらの病院に行くよう案内をされていることが多いみたいです。

私たちもそちらを案内する事が多いです。

ただ、最近の「今から診て欲しい」という電話は、

これまでと違っています。

どうも「昼間は来院したくない」というニュアンスがありそうなんです。

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夜11時、「今から診てもらえますか?」

そして夕方以降に「今から診てもらいたい」、

と言ってくる電話の主は、

ご年配の女性が圧倒的に多いという事です。

男性の方でもいらっしゃいますが、

「緊急ですか?明日まで我慢できませんか?」と問いかけると、

全て「明日電話しなおします」と言って終わります。

しかし、ご年配の女性の方は、引きません。

「緊急です。電話をナースさんにまわして下さい」

ーどのように、何時頃来られるつもりですか?ー

というこちらからの問いには、

「今から車で行きますから、1時間後の夜12時くらいに着きます」

これ、ご本人が運転して来るというんです。

電話しているのもご本人。

とても緊急性があるとは思えませんでしたが、

どうしてもと、本人様が言うから救急外来に電話をまわしましたが…

結局、起床して電話対応されたナースさんに断られたみたいで、

現れませんでした。

こういう電話が、平常診察の終わった夕方からかかってくるようになりましたね。

電話があって、看護士さんが断るだけではいけないんです。

なぜか?

看護士、医師が、休めなくなっているんです。

ごく少数の、緊急時対応(ほとんど救急車対応)の体制でしかないのに、

昼間対応でもOKの患者の対応をしていると、

医療現場の方々は休めなくなります。

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「救急病院は夜間病院ではありません。明日日中ではダメでしょうか」

これから、地方病院でもコロナ対応をせざるを得なくなるのだと思います。

こちらの病院も、

4/20から発熱外来を設けるようで、

来院者全ての検温チェックを義務付けるみたいです。

コロナ感染が怖くて、病人が多くいる昼間の病院には行きたくない、

というのは誰もが思うことでしょう。

でも、限られた医療関係の人員の健康維持が、

今は優先されるべきではないでしょうか。

私たち夜間警備員の仕事も、

いかにして医療現場を守るか、

という方向に意識を向けています。

「ここは夜間病院ではありません。

ただ、救急車対応などの救急救命などの診察はしていますが」

という文言を忘れないように繰り返し唱えています。

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急に体調異変が…どこに相談すれば?

そうは言ても、持病を抱えて、

ちょっと今までと違う、

と感じた時は不安になるのも理解できます。

それが独り暮らしだと尚更ですよね。

私も55歳の独身ですから理解できます。

では、そういう状況におちいったときは、

どうすればいいのでしょうか?

普通は119番に電話してという事になりますよね。

でも、救急車を呼ぶまでは無い…かな、どうしよう?

と悩む場面も多いと思います。

そんなときに相談できる窓口が全国にあります。

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まとめ

楽観的な男性に比べて、女性の方が身体や健康のことには敏感だと思います。

だから、普段からでも何かあったら、

あの病院の、あの先生に聞くようにしている、

診てもらうようにしている、

という話をよく聞きます。

でも、いまは少し考えて行動してほしいと思います。

ただでさえ、医療現場に従事している方の疲労は激しいです。

昔とは違います。

いろんな最新機器を操作する能力を求められている、

いろんな最新の薬を患者の状態を診ながら投薬していかなければいけない、

それも最小の人員で。

これにコロナ感染防止の体制が取られてくるんです。

医師、看護士、検査技師、病院スタッフ、薬剤師、救急隊員、保健所職員の方に、

全力で職務にあたってもらえるよう協力すべきではないでしょうか。

【関連記事】

『孤独死予備軍55歳独身オヤジの非正規夜間警備員、病院巡回日誌1~8』の8記事のまとめ&紹介記事。病院の夜間警備員になって1年半。施設常駐警備員というのが正式名称です。施設が大きな病院ということで、いろいろ面白い経験をさせて頂いています。

『夜間警備員のお仕事-夜の病院巡回は不思議で驚きの事件がたくさん!』

世界中が新型コロナウィルス(covid19)肺炎で苦しんでいます。日本とスペイン、イタリアとは大きな違いが指摘されています。死亡者数の違いです。なぜ日本の死亡者数が低いのか?答えのひとつにBCG接種の有無にあるのでは?という噂を検証します。

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